うつ病では、さまざまな精神症状が現れ、それらの気持ちの変化が行動
にも現れてきます。
まず、第一の症状は抑うつ状態です。
何をしても楽しくなく、今まで興味があった事や好きな事ですら、したく
なくなります。
これは女性の場合、今までオシャレが好きだった人が、着るものや化粧、
髪型など身だしなみがだらしなくなって気がつくという事もあります。
楽しさやうれしいというプラスの感情はもちろん、悲しみや怒りなども感じ
なくなり、むなしさや空虚感にさいなまれます。
体に不快な症状が現れることも!
体がしびれたり、頭痛、口やのどが渇くなどの不快な症状が現れ、内科などで
受診しても、特に異常が見つからず、精神科でうつ病と診断される事も多く
あるようです。
このほか、うつ病の初期の場合によく見られるのは、つらいのに無理をして
ニコニコしていたり、頑張って働こうとしたり、イライラしたり、落ち着きが
なくなったりしている状態です。
また、症状が朝に悪化し、夕方になると改善する「日内変動」といううつ病の
症状の現れ方の特徴の1つです。
このような時は、周囲の目には元気がないようには見えないものです。
|